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初めての運転免許に挑戦中

2026年10月 約7分

府中運転免許試験場の建物と入口上の看板。

写真:Douglas Paul Perkins、CC BY 3.0。トリミング・圧縮済み。

僕はこれまで運転免許を持ったことがありません。20代の大半を日本で過ごしましたが、移動するのに免許がなくても、特に困りませんでした。

最近結婚して、パートナーと二人で遠出することを考えるようになりました。レンタカーを借りられれば、もっと自由に動けるし、将来家族が増えたときにも運転できると便利そうです。そんなわけで、二人で免許を取ることにしました。少なくとも、ばかばかしいことがあったら、お互いに愚痴を言えます。

ここまで、分かりにくい手続きに付き合い、クソみたいなソフトウェアを使わされ、何度も仕事を休んできました。交通費や収入への影響は別として、費用だけでもうすぐ30万円。ざっくり1,900米ドルです。有給はもう使い切り、今は無給の休暇を申請しています。

申し込んだのは2月末でした。7か月以上たった今も、まだ免許は取れていません。

少し愚痴も入りますが、日本で免許を取ろうと考えている人に向けて、僕の体験を書いてみます。日本語は少し話せるので、なんとかやってきました。日本語がまったく分からない状態で始めるなら、なかなか濃い体験になると思います。

免許の取り方を選ぶ

日本でゼロから免許を取るには、大きく分けて二つの方法があります。指定自動車教習所では、教習を受け、卒業検定などの技能検定に合格します。卒業すると試験場での技能試験は免除されますが、学科試験と適性試験は試験場で受けます。もう一つは、学科も技能も運転免許試験場で受ける方法です。この場合も、教習やサポートを受けるためにスクールを利用できます。

僕たちは後者で、府中の試験場で受験しています。たしか、妻が近くのスクールを検索して見つけたのだと思います。僕も妻が選んだところにしました。

選んだスクールは、オリエンテーション、学科の教本、日程調整、車、講師、練習場所を手配してくれます。府中の試験場内のコースでの練習も、その一つです。学科試験の勉強方法は自分たちで考え、実技の練習に関する手配はスクールに任せています。

僕の分は、最初に約25万円、ざっくり1,600米ドルを支払いました。

技能試験を受ける場所

指定自動車教習所に通う場合

  1. 1. 教習所での教習と技能の検定
  2. 2. 教習所での卒業検定
  3. 3. 試験場での学科試験・適性試験
    試験場での技能試験は免除

僕が選んだ方法

  1. 1. スクールの手配で教習を受ける
  2. 2. 試験場で仮免の学科・技能試験
  3. 3. さらに練習して、試験場で本免の学科・技能試験
大まかな比較で、すべての手順を載せたものではありません。出典:警視庁、東京指定自動車教習所協会。

最初の学科試験

仮免の学科試験の勉強には、スクールから提供された学習サイト、満点様を使いました。間隔を空けながら、同じ内容を繰り返し復習する仕組みです。サイト自体のできは今ひとつでしたが、勉強には役立ちました。

後から受けた本免の学科試験と比べると、こちらの準備はあっさり済みました。仮免の学科試験は、1回目で合格しました。

本免も同じようなもので、問題が増えるだけだと思っていました。この思い込みが高くつきました。

実際に運転する

教習の日は、たいていまず荻窪のスクールに向かいました。そこからは講師が運転する車に、ほかの生徒や講師と一緒に乗って、埼玉の練習コースへ。車で約1時間の道のりです。移動と教習で、たいてい丸一日かかりました。一度だけ夕方からの教習があり、その日は朝から出かける必要がありませんでした。コースの最寄り駅まで電車で行き、そこで講師に迎えに来てもらいました。

府中の試験コースでも、1回2時間の練習をしました。講師は、その都度違うことが多かったです。

仮免の技能試験は、合格までに3回かかりました。

1回目は、直角のカーブが続く狭いクランクコースを出るところまで、順調でした。出口で左折したときに、左後輪が縁石を乗り越えてしまいました。パニックになり、心の中ではもう諦めていました。その後、一時停止の標識まで見落としてしまい、試験官に指摘されました。

2回目は、自分ではかなりうまくできたつもりでした。不合格だと聞いて、びっくりしました。指摘されたのは、交差点での安全確認と、相手に道を譲る判断です。コースはほとんど空いていて、視界の端で確認できているつもりでしたが、もっとはっきりと確認動作をする必要がありました。優先関係でも減点されましたが、どんな場面だったかは正確には覚えていません。

3回目で合格しました。

予約にも、もどかしさがありました。学科試験はたいてい予約しやすく、翌日に空きがあることもありました。技能試験はそうはいきません。仮免も本免も、僕が予約するときは、たいてい約1か月先。不合格になると、また何週間も待つことになります。

問題も、受験回数も増えた

本免の学科試験には、個人の開発者が作った無料アプリ、Gokakuを使いました。間違っている問題もありましたが、全体としてはとても役立ちました。ソフトウェアのバグも報告したところ、開発者が直してくれました。

試験は100点満点で、90点以上が合格です。僕は合格までに4回受けました。

受験回数アプリの進捗得点結果
1回目約33%82不合格
2回目約66%89不合格
3回目100%89不合格
4回目—非公表合格

アプリの進捗が100%になっても、全部理解できた証拠にはなりません。でも、どこまで問題を解いたかは分かります。3回目の受験までには全問に取り組み、模擬試験もやっていました。それだけ勉強も練習も増やしたのに、また89点でした。

これだけ問題を詰め込んで、前より安全に運転できるようになったかというと、そうは思いません。準備のかなりの部分が、ひっかけを見抜いたり、曖昧な表現やおかしな英語を読み解いたりする練習に感じました。

間違えたと覚えている問題の一つが、シートベルトを腰(waist)に着けるかどうか、という問題でした。僕は正しいと答えました。問われていたのは、腰のくびれと骨盤の位置の違いでした。シートベルトの着け方は分かっていましたが、そこが問われているとは気づきませんでした。間違えても、安全運転について何か学べた感じはしませんでした。

1点足りないだけで、また受け直しです。平日に仕事を休んで、試験場へ行って、50分の試験のために一日を使う。今度こそ英文を読み違えず、次の問題に進もうとして、次の10問のページへ移るボタンを押してしまわないことを祈る。ひどいソフトウェアにまで振り回されるのは、勘弁してほしかったです。

3回目から4回目の間は、模擬試験と重点的な復習に絞りました。標識を一通り確認し、具体的な数字が出てくる問題も見直しました。それで、ようやく合格しました。

試験の準備には、さらに時間も気力も使いました。その努力が、実際の運転にももっと役立ったと感じられたらよかったのに、と思います。

お金だけじゃない

かかったのはお金だけではありません。交通費はまだ足していませんし、無給で休んだ分がいくら給料から引かれるかも、まだ分かっていません。

教習にはたいてい週末の一日を使い、試験には平日に仕事を休む必要がありました。有給を使い切ったので、今は無給の休暇を申請しています。免許を取るまでには、まだ試験も、仕事を休む日も残っています。

平日の勤務時間中にしかできない手続きなど、生活上の用事に使える特別休暇を、会社が独自に設けることもできます。運転免許の試験が対象になるか、有給かどうかは、会社の制度次第です。今回、そういう休暇があれば助かったと思います。

まだ途中

ここまでに、仮免の学科、仮免の技能、本免の学科の三つに合格しました。四つ目の本免の技能試験は11月に受けます。その話は、また別の記事にできそうです。

まだ書けていない話もたくさんあります。初めて試験場に行った日、どの列に並ぶのか迷ったこと、日本語だけの書類を理解するためにChatGPTを使ったこと。学科試験は英語を選べましたが、僕が受けた技能試験は日本語でした。「6番を左に曲がってください」という指示を理解することも、準備の一つです。ほかにも、タブレットのソフトウェア、講師たち、何時間もの待ち時間。免許を取るまでの手続きは、時間を吸い取るブラックホールみたいです。話の種はまだまだあります。

もっと詳しく聞いてみたいところがあれば、メッセージをください。

参考リンク